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建具とは?それらの種類とメリット・デメリットを理解した、より良い部屋探しのポイント解説

建具とは?

「建具(たてぐ)」って聞いたことありますか?実は、「建具」は「お部屋探し」においてはとても重要なポイントなのです。

「お部屋探し」と書きましたが、実際には、住んでからの住み心地にかかわるのです。

さて、ざっくりいうと「建具」とは開口部につけられたドアや扉、窓等のことをいいます。

建具の特徴、メリットデメリットを知ることで、お部屋探しの判断基準の重要なポイントとなりますので参考にしてください。

建具の種類

建具の種類は大きく分けて下記のようになります。

①外部建具

 

玄関扉

・ドア

玄関ドア、勝手口など家の出入り口に使用されます。

サッシ窓

・窓

窓、掃き出し窓、出窓、天窓、雨戸、網戸などがありますが、これらは光や風、熱、音を取り込んだり遮ったりする役割があります。

②室内建具

・ドア類

室内ドア、室内窓、間仕切り戸、襖、障子、欄間等、室内の空間を仕切ったり、それぞれの空間に出入りするためのもの。

・収納建具

クローゼット、押し入れの襖(ふすま)など、居室空間と収納空間を仕切るためのもの。

建具の種類によるメリット・デメリットの事例

「建具」の概要がわかったところで、具体的なメリットとデメリットの解説をしますが、ここでは、あくまでも、賃貸のお部屋の中での生活の中で、役立つ情報のみに限定して解説いたします。

収納建具

収納建具としては、2つ折り、4つ折り戸の扉のタイプがお勧めです。

その理由は、開閉時に室内の家具やベッドなどの配置をほとんど邪魔しないため、実質的に部屋を広く使えるからです。

1枚のドアタイプだと、ベッドや家具が、開閉する建具の半径内に配置されてると、つっかかってしまいます。

2枚折り戸の扉のクローゼット

また、押し入れとクローゼットの建具の比較をします。

「クローゼット」が前後に開閉する扉に対して、「押入れ」は、「左右に引き違い」のいわゆる「引き戸」の襖です。

引戸の場合、片方の襖を開けるともう片方の襖が閉まります。そして、その逆。つまり、収納の幅に対して、半分が開き、半分が閉じた状態となるわけです。

クローゼットの折り戸タイプの4枚扉の建具の場合、開けた状態でも、手前のスペースもほとんどとらず、そして、クローゼット幅のほぼ全幅が開きます。このことで、収納物のしまいやすさや、どこに何が入っているか目視する視認性が高く、とても便利なのです。

バスルーム

 

バスルームの建具といえば、出入り口のドアの形状となります。

主に一枚ドアと2つ折り戸扉がよく用いられます。

バスルーム1枚扉

バスルーム1枚扉 開けた時

最近の主流は、2つ折り戸の扉です。理由は、扉の開け閉めの時の影響を受けるスペースが狭く済むので、浴室への出入りのが効率的だからです。

一枚ドアの場合は、バスチェアなどは洗い場の対角線上の隅っこに置いておかないと、ぶつかってしまうわけです。ドアを開けたら、「ずずずー」という具合に(笑)。

ここまで書くと、バスルームの出入り口の扉は、「一枚ドアは無いな…」という風に思われるかもしれませんが、小さくないメリットもあるのです。

それは、2枚折り戸の扉より、カビ対策のお掃除が楽であるということです。2枚折り戸の扉は、物理的に、カビが発生しやすい溝(ゴムパッキンなど)が多くなります。一方で、1枚ドアの場合は、平面部分が広いので、カビが生えやすい溝は限定的です。

トイレ

トイレの建具である扉は、出来ることなら、引戸タイプが理想で、1枚ドアの場合であれば、トイレ内側に開けるタイプがよいです。トイレのドア建具の形状にフォーカスして部屋探しをするのは、現実的ではないので、言い方を変えれば、トイレの外開きのドアは避けた方がよいということです。

この理由は、閉じ込め事故の防止のためです。

賃貸の部屋では、廊下に面してトイレがあるケースが多いのです。限られたスペースの中で、住まう年数が長くなってくると、荷物も増えてきます。トイレのドアの向かいに何か、モノを置いていて、トイレに入っている最中に、地震や、何らかの事情で、ドアをつっかえ棒のように、ふさいでしまうのです。そうすると、内側からはドアを壊さない限り、脱出不可能です。実際に、このような事故が発生しています。

トイレ閉じ込め事故①

トイレ閉じ込め事故②

トイレのドアの前に、モノを置かなければ済むことなのですが、生活を始めるとそのようなことはついつい忘れてしまいがちです。

雨戸(引戸、シャッター)

 

雨戸

できることなら、「雨戸」があるお部屋を選択することをおすすめします。その理由は、メリットがたくさんありすぎるからです。

  • 防犯
  • 防音
  • 冷暖房効率の向上
  • 暴風雨対策

「雨戸」は賃貸のポータルサイトのこだわり項目のチェック欄が無かったり、あまり注目されていない設備ですが、実は大きなメリットがあるので、お部屋探しの際は、注目の設備(建具)として、検討してみてください。

防犯対策

侵入窃盗犯

雨戸を閉めておけば、侵入窃盗犯、いわゆる「空き巣」に入られる確率は大きく下がります。空き巣の侵入経路は玄関というより窓が圧倒的に多いのです。施錠していても、ガラスを破壊してクレセント錠を開錠して侵入します。

シャッターを閉めると、空き巣にとっては侵入の手間が大きくなるので、そもそも狙われない確率が高くなるのです。

防音

騒音

雨戸は防音対策にもなります。防音といっても、建物の外からの環境騒音に対して有効です。雨戸を閉めることで、騒音レベルを下げることが可能です。

下記は、雨戸ではなく窓を開けた状態と閉めた状態の事件ですが、参考になるかと思います。

冷暖房効率

冷暖房効率

雨戸を閉めることで、窓との間に空気の層ができます。そのことで断熱効果が発生しますので、外気と室内の熱の交換を防止効果が大きくなるのです。(先程の騒音と理屈は同じです)

近年、夏は気温の上昇が激しく、40度に迫る、または超えることも珍しくなくなりました。冷房をフル回転してもなかなか冷えないケースでは、雨戸をしめて外からの光と遮断し、空気の層を作ることで、冷房効率をよくする対策のひとつとなります。

暴風雨対策

暴風雨対策

雨戸を閉めておくことで、暴風雨対策となります。上記と同様に気候変動により、台風や爆弾低気圧など暴風雨が発生するケースが多々あります。その際に、強風、というより暴風で飛来物が窓に激突するケースがあります。雨戸を閉めることで、ダメージを軽減させることが可能です。

まとめ

お部屋探しの際、建具の種類とそれぞれの特徴を知っておくと、その後の賃貸生活の快適さに好影響が出るということをご理解いただけたでしょうか?

収納の建具の場合、今は多くの物件で、二つ折り戸の扉が用いられています。しかし、すべての物件がそうとは限りらないのが現実です。そういったときに、予めメリットデメリットを知っておくと、のちの適応もスムーズです。またある時は、物件の候補を絞り込むときの判断材料にできるので、後で公開をしない材料にもなります。

雨戸の場合は、真夏や真冬にその重要性がわかるケースが多いです。お部屋探しは春先が最も多いですが、その時には雨戸に対しては、知識がないとなかなか気が回らないでしょう。

このように、建具はお部屋探しの際、あまり強調されない「設備」ではありますが、これを機会に是非、参考にしていただき、よりよいお部屋に出会ってください!

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