一人暮らしをしようかどうか、悩んでいる人は是非、この記事を参考にしてください。メリットとデメリットを解説しますので、よく自分の場合はどうなのかを落とし込んで、決断のヒントにしてくだ
一人暮らしのメリット
自由が増える
初めての「一人暮らし」は、その自由さからくる開放感が、とても楽しいという感想を持つ人が多いです。
家族との生活は、窮屈なものです。遅く帰ってくると、小言を言われ、朝早く出かけるときは気を使い、みんなが朝の支度をしているとトイレや洗面台を使う時間がかぶったり…。
一人暮らしなら、干渉する人がいないので、まさに自由気ままな生活が送れます。
経済感覚が身につく
一人暮らしをすると、経済感覚が嫌でも身につきます。経済感覚が身につけば、この先のライフプランを実行する時にも苦労が少なくなります。
仕事のスキルアップのための資格取得、結婚・出産・育児、マイホーム購入、老後資金の積み立てなどはお金が大きくかかわります。家族と一緒の生活は、住居費、食費、光熱費は「家」にはいくらか入れるものの、親が支払っているので、実際には、何がいくらかかっているのか、わからないまま生活していることが、ほとんどです。
しかし、一人暮らしなら、これらをすべて把握し、管理・運用することが必須となります。家賃、食費、光熱費、ネット・スマホなど通信費、交際費、趣味、貯蓄などを計画し、狂いが出たら、調整しながら生活していくのです。
無駄な電気を消したり、洋服の衝動買いをやめたり、自炊して食費を節約したりして、金銭管理をして、経済感覚を身につけていくのです。
時間管理能力が身につく
一人暮らしは期間管理能力が身につきます。
家族と一緒の生活は、家族がいることで時間の管理を意識せずに助けてもらっているのですが、それが自分でやる必要があるのです。
例えば、朝、ちょっと寝坊しても親が起こしてくれます。夜、リビングの大画面テレビでゲームを遅くまでやっていると、早く寝るようにと促されます。
一人暮らしは、家族がいないので、自分で、時間を管理して行動する必要があるので、嫌でも、時間管理能力は身につきます。
家事ができるようになる
一人暮らしをすると、家事ができるようになります。
料理、洗濯、掃除はすべて自分でする必要があります。
スーパーやコンビニにおいしいお惣菜やお弁当が売っている時代ですが、毎食、そういったものを買っていると、食費が割高になります。収入がある程度あって、コンビニ食でOKと割り切れる人なら料理をしなくてもよいかもしれませんが、基本的には自炊して食事するのがベストです。
洗濯、掃除も洗濯機や掃除機があるので、やろうと思えば一人暮らしの規模感なら実際は簡単尚ですが、今まで、やったことがないと最初は、面倒かもしれません。しかし、やらないと、お部屋がいわゆるゴミ屋敷となってしまいます。
家事を自分でしっかりやって、整った生活ができるようになります。
友人、知人、恋人を招きやすい
一人暮らしは友人や恋人を部屋に招きやすいです。
「自由」さの中に入る事柄かもしれませんが、あえてピックアップしました。
家族との生活で、友人や恋人を自宅に呼ぶというのは、気が引けます。オープンマインドの家族であれば問題ないのでしょうが、一般的には、家族に気を使ってしまいます。一方で、誘われる方も、家族がいる家に行くということは抵抗があるのではないでしょうか?
ところが、一人暮らしであれば、誘う方も、誘われる方も、家族に対しての抵抗感はありませんので、とても招きやすいのです。
共同住宅なので、近隣住人に騒音で迷惑をかけないように注意すれば、ご飯を食べたり、ゲームをしたり、映画を見たり、夢を語り合ったりを気のすむまでできるのです。
友人や恋人を招いて素敵な時間を過ごせるという一人暮らしの大きなメリットでした。
通勤・通学が便利
一人暮らしなら、通勤・通学が便利です。
言い方を変えると、「通勤・通学」の為に、会社や学校への通勤が便利な場所にアパートを借りて一人暮らしをはじめるとも言えます。
例えば、実家から通うと片道2時間以上、往復で5時間近くかかり、生活が立成り立たなくなるばかりか、疲労で仕事や学業に集中できません。1時間圏内であれば、負担はかなり軽減されます。
賃貸を借りて、一人暮らしをすることで、「通勤時間」を大きく削減し、自分の時間を増やせることに大きなメリットが生まれます。
一人暮らしのデメリット
支出が多くなる・お金の管理
一人暮らしのデメリットのうち最も大きいものといっても過言ではありません。「お金」です。支出が増えるのと、お金の管理をする労力が増えます。
引っ越し費用
一人暮らしをするとなると、賃貸物件を借りて住むことになります。引越し自体にお金がかかります。必要な支出ではありますが、実家暮らしであれば本来かからないお金が出ていくので、あえて、デメリットとします。
賃貸を借りる際の敷金、礼金、仲介手数料、保険などのお金がかかります。また、新居で使う電化製品も基本的には新規購入することになります。冷蔵庫、洗濯機、テレビなど。家具、寝具類も必要ですね。
そして、実家で使っていて、新居にもっていくものがあれば、量の多さで変わってきますが、宅配や場合によっては引越し業者の料金がかかります。
一人暮らしするのには、まとまったお金がかかります。
家賃
家賃を、毎月支払う必要があります。
一人暮らしでは家賃は自分の収入から支払うのがほとんどです。(学生さんの場合は親が支払ってくれるケースは除く)家賃は税込み収入の20%~25%以内にするのが、望ましいとの指針がありますが、手取り収入に換算すると30%以上になりますので、支出の大きな割合が家賃となります。
実家暮らしでは、基本的には家賃はかかりませんが、一人暮らしで、賃貸物件に住むには必須中の必須の支出です。
食費
食費は一人暮らしの場合、コストパフォーマンスが悪くなります。家族と一緒の食事は人数分をまとめて作るので、割安にできます。
それでも、自炊の場合は比較的、割安に抑えられますが、外食やコンビニ弁当などを続けると、食費はかなり高額になります。一人暮らしの場合、仕事や遊びに時間を取られて、ついつい、外食やコンビニ弁当で済ませる癖がつきがちです。
光熱費
光熱費は食費と同じく、家族では電気ガス水道料金をある意味、共有できますが、一人暮らしは基本料金をはじめ、使った分、すべて自分が支払うこととなります。
無駄な消費もしがちです。
例えば、エアコンのスイッチを切り忘れて、会社に行ってしまうということが、発生しがちです。家族と一緒に暮らしていれば、チェックの目が複数あるので、消し忘れも起きにくいのですが、一人暮らしは自分が忘れると、即アウトです。
また、飲み会などで酔って帰り、テレビやエアコン、照明も全部つけっぱなしで、そのまま寝てしまうということもありがち。
光熱費の無駄は「~しっぱなし」が原因です。一人暮らしだとこれをしやすくなってしまうのです。
家事をする時間がとられる
家事をする時間がとられること、または、家事をするのが負担になるということが一人暮らしにはありがちです。
家事といえば…
- 掃除・片付け
- 洗濯
- 料理
ですが、実家暮らしでは親任せであったり、家族から促されてしぶしぶやったりしますが、一人暮らしではついつい億劫になってしまいがちです。
仕事から疲れて帰ってきて、いろいろ家のことをやるのはきついので、休日にまとめてやるというのもありですが、しかし、それはそれで、大事な休日の半日くらいとられてしまいます。
栄養バランスが悪くなる
一人暮らしでは、栄養バランスが悪くなりがちです。栄養バランスが悪くなると、体調を崩しやすくなったり、将来的な成人病などの原因になったりしますので、注意しましょう。
一人暮らしでは、自分の好きなものを食べられる自由がある一方で、栄養バランスが偏るリスクがあります。
生活リズムが狂いやすい
一人暮らしは生活リズムが狂いやすいです。
その理由は、自由です。
夜遅くまで、YouTubeやネットフリックス見ていても、だれも「早く寝なさい!」といいません。
休日に昼まで寝ていても、「早く起きなさい!」ともいいません。
帰宅時に寂しい
一人暮らしは、帰宅時に真っ暗な部屋に帰ってきて、しばらくたっても他の誰も帰ってきません。あたりまえですが、一人なので、「寂しい」です。
仕事で失敗した日、恋人と喧嘩した日などの帰宅時の寂しさは一層身に沁みます…。
病気・けがの時に苦労する
一人暮らしで、病気やけがをした場合、付き添いしてくれる人がいないので、いろいろ苦労します。
けが、例えば、利き手を骨折した場合、日常生活のほとんどすべての行動が制限されます。食事が食べにくい、着替えしずらいなどなど、家族のサポートがあれば、その制限も大いに軽減されるのですが一人だとまるまる負担となるわけです。
そして、病気。
インフルエンザやコロナに感染した場合、外出もままなりません。必要な日用品の調達、食事も大変です。万一、症状が悪化した場合…。
結局、一人暮らしはメリットが大きい
一人暮らしのメリットとデメリットの代表的な例を挙げました。
既にお気づきだと思いますが、メリットの各項目の対極にデメリットの各項目があります。
また、デメリットに挙げている各項目は、一人暮らしではなくても、家族と住んでいても、その人の習慣や環境でデメリットとなることも大いにあります。
一人暮らしの最大のメリットは「自由」なのですが、その「自由」こそが、デメリットに挙げた項目になりやすいのです。
デメリット側に陥らないような思考、行動、習慣にアジャストしていくことが、独立した、自立した「人」になっていくので、そういう意味からしても「一人暮らしはメリットが大きいい」といえます。
あなたが、よい部屋を探して、素敵な一人暮らしができますように!