洗浄機能付き便座のあと付けは面倒である
「洗浄機能付き便座をあと付けできるか?」という問いの答えは、「イエス!」です。
しかし、ちょっと待ってください。しようと思っても、いろいろと面倒です。面倒なので、探す段階から、「洗浄機能付き便座」の検索項目にチェックを入れて、探すことを強くお勧めいたします。
洗浄便座をあと付けする手続きとは?
賃貸物件において、洗浄機能付き便座を後付するのは、「居室内の工作」に当たります。それをするためには、事前に書面をもって、管理会社を通じ、賃貸人(大家さんこのと)の承諾を得ないといけません。
また、退去する時は、原状回復(元の状態に戻すこと)をしなければいけません。自分で取り付けた洗浄便座を取り外し、もともとあった便座を設置しなおす必要があります。工事費用は全部自分持ちです。
ちなみに入居期間中に故障した場合は、修理費用は自分が負担しなければなりません。
洗浄機能付き便座のあと付け工作の承諾の現実性は大きくない
もし、「それでもいいから、洗浄機能付き便座を取り付けたいので、承諾してください」と、正式に書面を書いて、管理会社を通じ、大家さんに交渉したとしても承諾が得られるとは限りません。
対象の物件のトイレ内部の配電、便座の大きさ、給水管などの物理的な状況や、大家さんの考え方など事情は様々です。せっかく、面倒な書面を書いても、断られることもあるのです。
洗浄機能付き便座のあと付けは金銭的メリットもない
冒頭でも触れましたが、洗浄機能付き便座を取り付けるとなると、便座購入、取り付け、修理、原状回復など、一連の費用はすべて、自分の費用負担になります。
金銭的メリットがないというか、むしろ、デメリットです…。
洗浄機能付き便座で探しても、良い物件は見つかるという根拠
賃貸ポータルサイト(※)のお部屋探しに関するアンケート「付いていて当たり前・付いていない家は借りないと思う設備・仕様」を例に挙げます。
「洗浄機能付き便座」は、数ある設備の中で、なんと12位でした。割合にして、12.8%の人が回答しています。これは、防犯系の設備である「オートロック」が、10位で16.4%、そして、「TVモニター付きインターホン」が、11位で15.0%と比較すると、同等のレベルです。
この物騒な時代に防犯性が高い設備と、清潔系の設備が同じくらいという統計結果となっています。
つまり、ニーズが強いので、大家さんも積極的に洗浄機能付き便座を設備として導入してきています。
洗浄機能付き便座ではなかったら、取り付け交渉するという方法もある
家賃も立地環境も、ほとんど条件通りなのに、洗浄機能付き便座だけが条件にあてはならないという残念な状況の場合でもまだまだ、あきらめるのは早いです。
ダメもとで、不動産屋さんに洗浄機能付き便座をつけてもらえるように交渉してみるのです。自分で取り付けさせてくださいという依頼交渉よりはるかにスマートです。
その部屋が比較的、空室期間が長かったり、他の部屋がいくつか空きがあったりすると、意外にスムーズに交渉成立するかもしれません。
但し、あくまでもダメもとの話ですので、ベストはやはり、最初から、洗浄機能付き便座がついている物件を探すことをおすすめいたします。
アンケートデータ参考サイト:リクルートSUUMO
参照元URL⇒
一人暮らしのシングルに聞いた 設備ランキング 2017 - SUUMOお役立ち情報立地や間取りも大事だけど、建物や部屋の設備・仕様も暮らしやすさに大きく影響するポイント。20代・30代の一人暮らし男女に聞いた「付いていて当たり前」「なくてもいい」設備・仕様をランキングでご紹介!
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