一人暮らしをするなら、広い部屋よりも、あえて狭い部屋をお勧めします。
広い部屋は一人暮らしをする人の憧れといっても過言ではありません。しかし、ここではあえて「狭い部屋」をおすすめする4つの理由をご説明します。
あなたが今部屋探しをしている最中で、あまり理由がなく、広い部屋がいいなぁ、と考えていたり、すでに、予算をオーバーしてでも広い部屋にしようと、悪魔の誘惑に引っ掛かりそうな状況にいる場合に冷静な判断をする助けになるでしょう。
家賃が安い
狭い部屋は広い部屋より家賃が安いです。
当たり前のようですが、部屋探しをするときに、
「ちょっとプラスすれば、こんなに広くなるのか!?」
という、いい意味でも悪い意味でも誘惑があり、そちらの方向性に行ってしまうことが圧倒的多数派です。
しかし、例えば、3千円の違いは1年、2年と積み重なると、それぞれ、3.6万円、7.2万円となるのです。
冷暖房効率が良い
狭い部屋の方が広い部屋より冷暖房効率がよくなります。すなわち、電気代が安く済むということです。電気を無駄に使わなければ、自分の財布も傷まないですし、地球環境にも優しいということになります。
近年は異常気象で、関東圏でも、夏は40度を超え、冬は寒波で氷点下の日も珍しくありません。そんな厳しい気候の中である程度快適に過ごすためにはエアコンの利用は不可欠です。
狭い部屋の方が、広い部屋より面積だけでなく体積も小さいです。(※一部例外を除く)冷やすも温めるも少ない空気の方がエネルギーは少なくて済みます。
部屋の掃除、整理整頓が簡単
お部屋の掃除や整理整頓は、狭い部屋なら、あっという間に終わりますが、広い部屋の場合、その広さに応じてそれなりの手間と時間がかかります。
性格にもよりますが、ちょっと面倒なことを後回しにしてしまうタイプの人は、広い部屋だと散らかり具合が増してからの、掃除、整理整頓となるので、余計に大変です。
また、広い部屋だと、スペースに余裕があるという先入観から、洋服や雑誌、趣味のアイテムなど、収納スペースのことなど考えずに買いがち。
狭い部屋に住んでいると、
これ買ったら置くとこなし…。やめておこう…
と、部屋に物もたまりにくくなり、結果、余計な出費も抑えられる傾向にあります。
動かずに何でも手が届く
狭いワンルームに住んでいると…。
部屋にいる時は、ベッドやソフォベッドを中心にテレビ見たり、スマホを触ったり、飲み食いしたり、寝たりするわけです。ベッドやソファベッドが生活の中心です。
狭い部屋だと、いつもいる場所から、大概のものに手が届きます。スマホの充電、雑誌を読む、家電製品のリモコンを取る…などなど。極端に言うと部屋の中では、一歩も動くことなく、ほとんどの用事を済ませます。
このことが、メリットかどうか疑う人もいるかもしれませんが、実際にこの状況で生活したことのある人は共感できるはずです。広い部屋に引っ越した時の、何をするにもいちいち動かなくてはいけない面倒臭さといったら…。
まとめ
狭い部屋の方が広い部屋より、何かとメリットが多いことがご理解いただけたでしょうか?
昭和30年代から40年代ころ高度経済成長のころ、一人暮らしのワンルームといえば四畳半がデフォルト。お風呂もトイレも共同から徐々に各部屋に設備としてついてくるようになりました。
令和になった現代、賃貸ワンルーム(1K)は、8帖や10帖タイプで、専有面積も30㎡にも達するスペックとなりました。広い部屋は憧れです。
しかし、狭い部屋なら…。
家賃が安く、光熱費も抑えられることで、経済的にも助かります。また、整理整頓が容易なので、精神衛生上にもよく、気持ちよくい毎日を過ごせます。
少し、家賃の予算をプラスして広い部屋にしようかな???という、誘惑があったときは、こういった狭い部屋のメリットの数々があることを思い出して、冷静に考えてみてはいかがでしょうか!?
それでは、よい部屋探しができますように!