ルームシェアとは
友人・知人同士で、賃貸のお部屋を利用することをルームシェアといいます。
キッチンやバスルームはワンルームタイプでは狭いですが、 2DK以上の間取りであれば、ある程度の広さ、大きさは確保できるので、 2人以上で住む方が、経済的にも合理的な部分があります。（家賃や光熱費の節約のため）
お部屋の使い方の例ですが、例えば3LDKのお部屋を3人でルームシェアする場合、 ルームメイトの各個人のお部屋が割り当て、 リビングや浴室、トイレなどを共有で使うというようなイメージです。
メリット
金銭的なメリット
家賃や光熱費など、入居者間で折半することで、節約することができます。
二人でルームシェアするとしたら…。
東京都内でワンルームが8万円相場のところでも12万円の2DKに住んだとしたら、それぞれの家賃は6万円で済みます。しかも、ワンルームだと３点ユニットバスだったりしますが、2DKならバストイレ別のタイプでお風呂もトイレタイムも充実です(^_^;)。
家賃などの生活費はもちろん、設備などもワンルームよりワンランクアップするので、この点は「ルームシェア」の大きなメリットでしょう。
精神的なメリット
また、たとえば、地方から東京に上京してひとり暮らしだと、いろいろさびしかったりします。しかし、ルームシェアをすることで、気の置ける友人同士なら、お互いの仕事や夢、趣味などのことを語り合ったりして精神的にも楽に毎日を過ごすことが可能です。
デメリット
物件が見つけにくい
「ルームシェア」の最大のデメリットのひとつはなんといっても、そもそも、「物件数が少ない」ということです。
その理由は、友人・知人という関係は、 どんなに親しい関係であっても、法律（契約）上は他人です。
お部屋を貸す大家さんや物件を管理する管理会社側からみると、 万が一、入居中に何かトラブルなどが発生した時の為に、 責任の所在が明確でないと入居審査OKを出しにくいのです。
生活トラブルのリスク
アパートマンションは共同住宅ですから、友人同士の入居で、別の友人を呼び入れ騒ぎ、他の世帯に迷惑をかけるといったリスクがあったりしますから…。
「入居後のトラブルを避けたい」という理由から入居審査がOKでないことが少なくないので、それはイコール「物件数が少ない」ということになります。
契約上のリスク
前述のように友人・知人は契約上は他人同士です。
たとえば、あなたが友人Aさんと、ルームシェアをしていたとします。
- Aさんが恋人ができて、その人と同棲することになった。
- Aさんと喧嘩したら、部屋を出て行ってしまった。
- Aさんが地方に転勤することになった。
こうなった場合、一人で家賃を全部負担するか、解約して部屋を出ることになります。
上記のような理由なら、ある程度の準備期間はあるので対応可能でしょうが、ルームシェアの事例では、ルームメイトがいきなり行方不明になるということもよくあります。そうなると、金銭的・精神的な負担が突然あなたに降りかかってきてしまいます。
ルームシェア物件の実態
このように意外とメリットが大きい反面、物件探しが難しいルームシェア物件ですが、実態はどうでしょうか？
勤務先がカタかったりする二人入居の場合は交渉次第で、入居審査がOKになるケースはあります。
一方で、学生の友人同士５人くらいで、一戸建てを借りたいといった例がありましたが、わざわざご来店いただいたお客様には申し訳なかったのですが、大家さんや管理会社さんにいくつも交渉してみましたが、まったく審査をしてもらう以前に入居を拒まれてしまいました。
シェアハウスという選択
そもそも、「大人数で暮らしてよい」という前提のコンセプトの賃貸物件がシェアハウスです。
「ルームシェア」と「シェアハウス」はニュアンスは異なりますが、金銭的に安く賃貸を借りたい、一定の距離間で他の人とふれあい精神的なつながりを持ちたいという共通点はあります。
このような、メリットを優先するなら、「シェアハウス」という選択もありますので、これも検討してみましょう。
