賃貸物件を解約時に入居者様が、管理会社や大家さんに対して「自分で購入して取り付けたエアコンを買取ってくれませんか!?」という提案をいただくことがあります。
結論を言いますと、管理会社や大家さんは買い受けることはしません。
ですから、このような場合は、しっかりした会社が運営する不用品買取サービスを利用するのが最も良い方法のひとつだといえます。
悪質な不用品買取業者にはご注意ください!
えっ、どんな会社に頼めばいいのでしょうか???
例えば、上場企業のとレジャーファクトリーのサービス「トレファク引越(PR)」というサービス。引越し作業と不用品買取を合わせたサービスなのですが、エアコンに限らず、その他、お部屋にいつの間にかあふれてしまった不用品を買い取ってもらえます。
買取対象は、エアコンはもちろん、その他の家具家電、AV機器、スポーツ・アウトドア用品、ブランド品、貴金属類、お酒等々多岐にわたるので、思い切って処分してすっきり、新居に引越しましょう!
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さて、それでは、どうして自分で買ったエアコンは不用品買取業者に任せた方がいいのかを深掘り解説します。
ここでは、賃貸借契約上の一般的な見解と、買取どころか、注意しなければならない点もありますので、ご説明します。
退去の時の買取依頼
このエアコン買い取ってもらえませんか?次の引越し先がエアコンついてるので、これもう必要ないんですよね…。
申し訳ございません。ご自身で取り付けたエアコンは撤去していただきたくお願いします。
このような感じで、エアコンの買取に関しては、結論から申しますと、そのご提案はお受けできないのがほとんどです。
その理由は…。
原状回復義務
そもそも、エアコン設置する時には、事前に賃貸人(大家さん)または、物件の管理会社に承諾を得る必要があります。
その承諾の前提で、「退去時には賃借人(借主)は退去時には撤去をする」という取り決めがあります。
いわゆる、「原状回復義務」と呼ばれています。
一般的には、「原状回復義務」とは、故意過失によるこそん汚損・破損を賃借人の費用負担で元に戻す、つまり、わざとや不注意によって室内を汚してしまったり、壊してしまったりした場合は、ちゃんと修理してね(修理代払ってね)という意味合いで理解されていることが多いです。
しかし、「原状回復義務」とは、取り付けたエアコンなどの設備の撤去することも当然に含まれます。
つまり、賃貸借契約上では撤去していただくのが大原則となっているのです。
交渉は自由
しかし、ダメもとで交渉することは自由です。
運が良ければ、物件の大家さんが、また新しくつけるより面倒がないからいいよ!と言ってくれることもないわけではありません。
…。
運が良ければです。
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しかし、念を押して繰り返しますが、現実的に通らないことがほとんどです。
ええ!本当ですか?大家さんがいいよって、言ってくれそうですけど!!!
確かに、大家さんは、気楽に、「いいよ!」というかもしれません。しかしながら、それでも、後々のことを考えると、その通りにはならないのです。
その理由は、そのエアコンがの程度がどんな状態か大家さんも賃貸管理会社もわからないので責任が持てないからです。
買取することにより、所有権は、建物の大家さんのものとなり、次回入居者には、そのエアコンにたいする故障などの責任保証は、大家さんになります。
ある意味、出所がわからないエアコンに対して保証責任は持てません。大家さんはそこまで深く考えないで、「いいよ!」と承諾されることもあるので、管理会社としては、詳細の内容を説明しますので、その説明により、「やっぱり、やめとこうか…。」と、たいていなってしまいます。
買取してもらえないどころか、請求される場合もある
退去時の立会いで、その時点でエアコンがあると、残置物があるので契約上は、引き渡しがされたことになりません。厳密にいうと撤去する日まで日割りで家賃が発生したりすることがあります。
また、自分で買って取り付けたエアコンを退去時にそのまま放置すると撤去費用を請求されることもあります。
買い取ってもらうこと前提で、退去時にエアコンが残っていると思わぬ出費の原因になることがありますので、ご注意くださいね。
買取業者を利用するという選択肢
次の引越し先の住居ではエアコンは必要がない場合にはどうするか?
- 必要になるケースもあるので、大事に保管する。(実家やトランクルームに預ける)
- 不用品買取業者に買い取ってもらう
- 処分する(エアコンの年式が古い場合)
主に上記の3点になると思います。
多くの人の場合、引越し作業と別に取り外し費用と運送費と保管料にお金がかかるのは現実的ではありません。
したがって、最もおすすめなのは、不用品買い取り業者に買い取ってもらうのがよいでしょう。但し、買い取り業者には悪質な業者の被害のニュースも少なからずあります。
信用できる企業のサービスを利用しましょう。
買取ではなく移設したい
さて、最も良い方法は買取り業者に買い取ってもらう方法を押しましたが、
管理会社や大家さんが買い取ってくれないなら、自分で使うよ!
という、こともあるでしょう。
しかし、エアコンを外して移設する場合は、大手電気店では購入して、古いのを外して、設置してくれるサービスはあるものの移設と設置のみのサービスはありません。
エアコン買わないんだから、当然といえば当然です。
しかし、世の中は捨てたもんじゃありません。
エアコン移設専門の業者さんもあるんです。
エアコンの移設は、素人では想定しないアクシデントがいろいろあります。
特に新しい設置場所では、配管パイプの長さだったり、化粧パイプにして綺麗にした方が新居の室内にマッチしたり、室外機の設置場所がイレギュラーな場合の適切な対応だったり…。
これらをトータルにカバーしてくれるのがエアコン移設専門業者です。
エアコン移設専門サイトでは、移設工事に関する料金の増えてしまうからくりの解説や、基本的な料金、などよくある質問を詳しく解説しています。
細かい概算料金表も記載してあるので、とても参考になりますが、見積もりをしてもらうのが、トラブルなく安心かと思います。
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まとめ
自分の費用でつけたエアコンを引っ越すときに管理会社や大家さんに買い取ってもらうことは、賃貸借契約の「原状回復義務」に基づき、出来ません。
多くの人にとって、解決策になるのが、信頼できる不用品買取業者に引き取ってもらうことです。
一方で、業者買取は、買い取り価格に合わなかった、というケースもあると思います。
そんな場合、だったら引越し先でも移設して使いたいという場合は、エアコン移設専門業者」に依頼するという選択も可能です。
状況に合わせて、ご検討してください!
あなたの新生活が、ハッピーでありますように!