あらすじ
第140話。
RAさとみは、若い女性のお客さに、セキュリティ重視のお部屋を提案。それは、オートロックと中廊下の物件です。
おすすめの理由を説明するさとみですが、お客様はピンとこない様子です。
具体的に、普通の廊下だと、外から不審者が見ているとどこの部屋から出入りしているか特定されてしまう危険性を指摘。逆に、中廊下ならそういった心配がないと強調します。
しかし、それでもお客様は疑問を持ちます。
一体どういうことなのでしょうか?
見どころ
賃貸物件にセキュリティ性能を求める要望は年々高まっています。
より防犯性が高い部屋であれば言うまでもありません。しかし、それも、住む人の考え方、習慣、予算など様々な要因で変わります。
あった方がいいもの、無くてもいいものの境界線をきめるのは難しいですね。
ストーリー
さとみと福八店長より
中廊下の物件が私の「推し物件」ですね。今は。
でも、まさか、お客様が中腰で歩くことが得なんて、想像もしなかったです。
いえいえポイントはそこじゃないんです。
おそらく、お客様にとっては中廊下というより、他の条件を重視されているのか、単にその物件が今一つだったということでしょう。
中腰で歩けるというのは、やんわりとした「このお部屋は✖」というメッセージでしょう。
あわわ…。
そういうことですか…。
そうなんです。もちろん、しっかり、よい設備であることをお進めするのはよいことなのですが、お客様が、最も重視していることも汲んであげることで喜んでいただけますよ♪
知らず知らずのうちに、なんだか押し付けちゃったんですね…。
で、結局、どこの物件を申込いただいたんでしたっけ?
もっと、駅近のオートロックのABCマンションです。部屋狭いんですけど…。
なるほど!
中廊下でも、その場はよくても、駅から遠くてかつ、さみしい場所だとむしろそちらの方がリスクが多いケースもありますから。
トータルバランスですね!
そ、その通りです!
中腰歩きから、こんな堅苦しい話になるとは…。
うふふふふふっつ!