ネット無料物件のデメリットを、知っておきましょう。なんといっても、「回線速度が遅い可能性」があることを知っておく必要があります。
ネット無料の賃貸物件のデメリット
理由は多く区分けて2つ。
- 提供サービス自体の速度が遅い
- 居住者の同時使用による回線渋滞
- その他
1.提供サービス自体の速度が遅いことがあります。確かに無料ですが、回線スピードは遅いスペックです。スピードを速くするにはオプション契約で別途利用料を支払う必要があります。
2.物件内の居住者が同時に使うことにより、回線が渋滞する状況になり、結果として、回線速度が遅くなります。これは、建物全体で同じ回線を契約しており、これを分け合う形になっていることが理由です。
”最大1Gbps”等のようにうたっていても、これはあくまで最も良い環境(他に使っている人がいない)が整っていることが前提で、利用状況によってはこの限りではないのです。
物件の戸数が多ければ、このリスクに該当しやすくなります。しかし、戸数が少なくても、容量の大きい動画を視聴していたり、大容量のデータをダウンロードしていたりする人がいたりすると、回線渋滞のリスクに該当するといえます。
3.その他として、自分が利用している端末の性能や、プロバイダのネットワーク環境によっても回線スピードは左右されます。
2.は、ある意味仕方ない部分もあるので、仕方ない部分もありますが、1.に関しては、「ネット無料」だけに注目すると結局、余計にお金を支払ってオプションによる速度アップをする必要があります。
「ネット無料」と思ってたのに「実質無料じゃない!」という精神的ギャップが、発生しないようにしておきましょう。
ネット無料物件を検討段階でやるべきこと
賃貸ポータルサイトや、物件探しリクエストをする場合、ネット無料の内容も合わせて問合せしておきましょう。
サービス提供会社がわかれば、自分でその会社のHPで調べてみましょう。不動産の営業スタッフでもネット環境の知識が少ないケースがほとんどです。ネット環境に特にこだわっている人は、「◯◯マンションを検討しているんですが…。」とスペックを直接きく人も少なくないようです。
「安いと思っていたのに高くなった…」という状況にならないことが重要です。
まとめ
- 「ネット無料」だからといって、飛びつかない!
- ネット回線のサービス提供会社を確認して、かつ、ネット環境を確認する
- ネット無料でなくても、自分でネット回線の引き込みをした方がトータルでよいこともある
”タダより高いものはない”ということわざもありますが、内容をよく確認して快適なネット環境で賃貸生活をお送りください。