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賃貸物件の床の種類のそれぞれのメリット・デメリット

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賃貸物件の床の種類

賃貸物件の人気条件というと、今から20年ほど前は「フローリング!」という方が圧倒的でした。

その理由は、フローリングという床材の普及がどんどん進んでいる時期であったということが大きな要因の一つです。そのフローリングも、今や「希望条件」にあげられるまでもなく、「当たり前」のものになりました。

しかし、賃貸物件の「床」の種類は他にもありますので、それぞれの存在やその特性によるメリットやデメリットを解説いたします。

この記事でしっかりご理解していただき、間違いのないお部屋探しの参考にしてください。それでは、以下の種類の床材についてみてみましょう。

  • フローリング
  • クッションフロア
  • カーペット

 

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フローリング

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最もメジャーな「フローリング」は板張りの床です。 木材にワックスを塗った表面は、ゴミやほこりを掃除しやすく、ダニなども発生しにくいです。

一般的な家具なら、へこみ跡などがつきません。 木目なので、家具やカーテンなどの色やデザインにかかわらず、何にでも合うのが魅力です。

 

クッションフロア

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クッションフロアは、塩ビ素材のシートで作られた床材です。防水性が高いので、洗面所やトイレ、キッチンなどに使われるケースが多かったです。

昔のクッションフロア素材は人工物っぽく、安っぽい印象のものが多かったため居室には使われるケースは少なかったです。

しかし、今では、クッションフロア―のデザインや質感はとても向上しております。

 

居室内の床材として利用されることがとても多くなっているんです。クッションフロアは表面加工がローコストでできるので、木目調のフローリングに似せたものや豪華な大理石調に仕上げたものなどバラエティに富んだ素敵なデザインがたくさんあり、おしゃれな室内空間となります。

クッションフロアはその名の通りクッション性があるので、うっかり床に物を落としても、フローリングだと階下の方まで音が響きやすいですが、クッションフロアでしたら音が軽減されます。

また、フローリングと同じく、ごみやほこりを掃除しやすいので、清潔な室内環境を維持できます。

あえて、デメリットをあげると、長所でもあるクッション性です。

クッション、つまり、素材が柔らかいので、重い家具などを置いていると、凹み(へこみ)跡が残ることがあります。 通常使用による凹み(へこみ)なら、原状回復義務による費用負担の対象になりませんのでご安心を。但し、契約書の特約による定めや程度に補修費の負担の割合が異なることがありますので、事前によく確認しましょう

お部屋探しの際には、間取り図面で「CF」と略称で表記されることもありますので覚えておくとよいでしょう。

カーペット

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カーペットは毛足があるので、足触りが柔らかく、温かみがあります。 裸足で歩いても「ヒヤッ」とすることなく、快適に過ごせます。

また、クッション性が非常に高いので、階下への音の響きは少ない床材です。

デメリットは、毛足の奥までゴミが入り込みやすいので、掃除に手間がかかります。そのため、ごみが残ってしまい、ダニの温床にもなってしまうのです。

また、お部屋でコーヒーやジュースをこぼしてしまった場合、シミになることもあります。家具の置き跡もつきやすいです。

そうしたデメリットから、退去時に費用負担の割合でもめるケースも少なくないので、最近の賃貸物件ではカーペットの床材は少なくなっています。

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一般的には井草でつくられた、日本の伝統的な和室の床が畳です。 クッション性と温かみを兼ね備えているので、床に寝転がるなど、くつろぐことに適しています。

また、新しい畳には独特の香りがあり、「この香りをかぐと落ち着く・・・♪」(※)という方も多いです。

畳のデメリットは「ダニや菌がつきやすい」「日焼けする」「解約時に費用負担が定められていることが多い」など。

そのため、フローリングの普及にともない賃貸住宅では減少傾向にあります。

一方で、抗菌や防傷などの機能性が付加された畳が開発されたり、個性的な雰囲気を漂わせる琉球畳など、一部のこだわり物件では、畳は重宝に使われています。

 (※)井草に似た輸入品で作られた畳では、癒し効果は期待できないようです。

 

メジャーな床材「フローリング床」の注意点を特にピックアップ!

フローリング床の表面は木ですから、とがったものを落としてしまったり、重い家具などを引きずったりすると、傷がついてしまいます。

そうなると、それらの破損は、通常使用によるものではないということになり、退去時の補修費用はとてもお金がかかります。引越し時や退去時、模様替えをする時など、家具を移動する際にはご注意ください。

タバコ

タバコの火の不始末で、床を焦がしてしまう人もいらっしゃいます。

もしも火災になったら、周りの住人や、あなた自身の命にもかかわりますので、十二分に注意しましょう。

窓を開けっ放しで外出しているときに雨が降ると、室内まで濡れてしまいます。

そういう事態になったら、すぐに拭き取るようにしてください。(本来は、外出の時は防犯の面からもしっかりと戸締りして外出してください。)

ワックスで防水されてはいるとしても、フローリング素材は木です。濡れたまま放置すれば、水を吸って膨張したり腐ることもあるのです。

フローリング床では、スリッパを履いて歩くときの「パタパタ」という音などが意外と下の階に響きます。

悪気がないので、自分では気づかないうちに下の階の住人がストレスを募らせているなんてことも!少し意識するだけで、音の鳴り方が大きく変わりますのでお試しください。

 

まとめ

賃貸住宅の床材に関するそれぞれのメリット、デメリットと、メジャーな床材「フローリング」の注意点を説明いたしました。

お部屋探しの際に、これらの情報を参考にしてください。